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国鉄コキ5500形貨車(こくてつコキ5500がたかしゃ)とは、国鉄が1962年(昭和37年)度から1970年(昭和45年)度にかけて製造した貨車(コンテナ車)である。旧形式はチキ5500形(初代)である。 本形式に先立ち1959年(昭和34年)に製作されたコキ5000形(旧形式チキ5000形)についてもここで解説する。 == 概要 == 1931年(昭和6年)に開始された国鉄のコンテナ輸送は戦争による中断を経て、1956年(昭和31年)に再開された。これは 3 t コンテナ(3000形)を使用し、コンテナ積載対応改造のトム・トラなどの無蓋車に積載して輸送する方式で、一定の実績はあったものの、運転速度や貨物の扱い単位に改善すべき問題があった。これらの課題を解決するため、コンテナの荷重を 5 t に拡大のうえ、高速専用列車で運用する方針が決定され、新型の専用貨車が開発された。これがチキ5000形で、国鉄初のコンテナ専用貨車となった。1959年(昭和34年)11月から、コンテナ専用列車「たから号」として汐留 - 梅田間で運用を開始した。 この列車が好評であったことから、各地にコンテナ扱いの列車を拡大するために構造を一部変更して1962年(昭和37年)から製作された車両がチキ5500形(初代)である。 両形式は1965年(昭和40年)の称号改正でコキ5000形・コキ5500形と改称され、コキ5000形は後に改造を受け、コキ5500形に編入された。 1970年(昭和45年)までに2形式合計3,146両が製造され、各地で運用された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄コキ5500形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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